トイレ掃除をすれば本当にお金持ちになれるのか?

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

トイレ掃除、やってますか?


あなたは、トイレ掃除をしていますか。

 

「トイレ掃除をするとお金持ちになれる」


そんな、話を聞いたことがあると思います。

 

それを実感できるような生活を送ることができているでしょうか。

 

おそらく、多くの方は、「そんな話はウソっぱちだ」と思っていることでしょう。

 

結論を先にいえば、その通りです。


トイレ掃除をしてもお金持ちになれません。

 

仮に、「トイレ掃除をするとお金持ちになれる」ということが事実とするならば、清掃業者や、シルバー人材センターにおつとめの方々は、誰もがみな、億万長者、世界的大富豪ですからね。

 

彼らの暮らしぶりを見て、私たちと何か大きな違いがあるかといえば、まったくそんなことはないと思います。

 

また「水回りにはお金の神様が宿る」とか、もっともらしいスピリチュアルな理屈をこじつけて、トイレ掃除を推奨する怪しい自己啓発のインチキ指導者とかもいます。

 

しかし、それならば、お金の神様がいるところに排泄物をぶちまけるなんて、彼らはどういう神経をしているのでしょう。

 

それとも、彼らは排泄をしないアイドル気取りなのでしょうか。

 

はたまたトイレでは排泄をせずに、アウトドアで済ませているのでしょうか。

 

それなら、そうで犬猫みたいで品性を疑います。

 

いずれにせよ、ろくなもんじゃないですよね。

 

と、いうわけで、トイレ掃除をしようが、しなかろうが、お金持ちになれるかどうかとは何の因果関係もありません。

 

別に、トイレ掃除をしなくてもお金持ちになれる方、成功できる方はたくさんいらっしゃいます。

 

たとえば、ドナルド・トランプ大統領なんて、どうみても、これまでの人生で、ただの1度たりともトイレ掃除なんてしたことないでしょうからね。

 

しかし、その一方で、
「自分が成功できたのはトイレ掃除をしていたからだ」


と主張するお金持ちの方、成功者の方はかなりいらっしゃいます。

 

それはなぜでしょうか。

 

彼らのやっているトイレ掃除は、普通の方々がやっているトイレ掃除とは何か違うのでしょうか。

 

たとえば、全部ゴールドでできているとか。

 

あるいは、トイレ掃除をする頻度が違うのでしょうか。

 

それとも、トイレ掃除のやり方が違うのでしょうか。

 

はたまた、トイレ掃除を継続し続けることにこそ意義があるということなのでしょうか。

 

この記事では、その秘密を解き明かしていきます。

 

なぜ成功者はトイレ掃除を成功の理由に挙げるのかお金持ちや、成功者に対するインタビューをご覧になったことがあると思います。

 

いずれも、成功者らしい、謙虚で誠実な人柄を感じさせる、素晴らしい内容になっていますよね。

 

それを読んで、「いつかは自分も・・・」と思われる方も多いと思います。

 

そして、そのインタビューの中でも、トイレ掃除をしていたというエピソードを語る方を見ることがあります。

 

こういった事例を見るたびに、「トイレ掃除をするとお金持ちになれる」という教えの信憑性が増すような気もします。

 

また、トイレ掃除原理主義者の方々は、この手のインタビューを根拠に、その思想へとより一層傾倒していくことが多いようです。

 

しかし、繰り返しになりますが、それでもトイレ掃除とお金持ちになること、成功を勝ち取ることに因果関係はありません。

 

では、なぜ、お金持ちや成功者は、トイレ掃除をしていたことを、成功の秘訣を語るエピソードとして語ることが多いのでしょうか。

 

その答えは、至ってシンプルです。

 

謙虚で誠実な人柄で、地道な努力を積み重ねてきたというイメージを演出することが出来るからです。

 

実際そのインタビュー記事を読んで目に浮かぶのは、汗だくになって、ワイシャツの袖をまくり上げて、トイレを掃除する社長の姿じゃないでしょうか。

 

少なくとも、トイレ掃除にいそしむ姿に対して、傲慢で偉そうなイメージは持たないと思います。

 

この他にも、お金持ちの方々、成功者の方々のインタビューをご覧いただくと、おきまりのフレーズがたくさんありますよね。

 

「周りの方々に支えられたからこその今だと思っています」


「才能がないから、せめて努力だけは負けまいと思っていました」


「お客様への奉仕を貫いていたことで幸運がもたらされたのです」

 

などなど。

 

こういう話を聞くと、あなたはどう思いますか。

 

それが本音であるかどうか、事実であるかどうかはさておき、少なくとも彼らに対してネガティブなイメージを持つことはないと思います。

 

むしろ、自分と何ら変わりのないごくごく普通の人間が、「周りの人に恵まれて」「具全の幸運が味方して」たまたま成功できただけ、と印象すらいだくかもしれません。

 

しかし、先のように、周りの方々に支えられている方、才能を努力でカバーしている方、お客様への奉仕を貫いている方は、トイレ掃除をしている方同様に、世の中にごまんといるわけです。

 

でもって、その誰もがお金持ちになっていたり、成功者になっていたりするわけではありません。

 

むしろ、そうじゃない場合の方が多いのではないでしょうか。

 

もう、これでおわかりだと思います。

 

先にあげたようなおきまりのフレーズは、成功体験や築き上げた実績に対して、嫉妬や反感を抱かれないための謙虚さを演出するための材料に過ぎないのです。

 

断じて、成功の秘訣ではないのです。

 

考えてもみてください。


仮にこんな成功者インタビューを見たら、あなたはどう思いますか。

 

言っていることは、もっともに見えるかもしれません。

 

ですが、どこか冷酷に感じるというか、少なくとも、積極的にこんな人の下で働きたいなんて思う方はいないと思います。

 

ただ、起業家である以上は、経営者である以上は、先のような価値観は程度の差こそあれ、誰でも持っているものなのです。

 

言うまでもなく、インタビューで謙虚な受け答えをしているお金持ちの方々、成功者の方々も、です。

 

しかし、先のような本音をぶちまけたところで、一体何の得があるでしょうか。むしろ、世間の反感を買うだけで、デメリットしかありませんよね。

 

事実、インタビュー記事をご覧になる方の大半は、お金持ちや成功者の秘訣を学びたいと思って読んでいるわけではありません。

 

それこそ、批判材料、叩く理由を探すべく、あら探しをしている方の方が多いかもしれません。

 

そんな攻撃材料を求めて手ぐすねを引いている方々に、わざわざ馬鹿正直に本音を語って、攻撃の材料や、反感の要素を振りまくようなお人好しなんて、群れない力の著者くらいじゃないでしょうか。

 

 

世界で活躍する成功者15人が夢中になる「趣味」って何?

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

成功者は、人生を食事や睡眠、仕事だけに費やすものではないことを知っている。

 

誰でもオフの時間を楽しむことが必要だ。

 

そして、自由時間の大部分を趣味に費やすことで、さらなる成功を手にすることもある。

 

たとえば、楽器を弾くことで創造性や分析力が刺激され、運動神経の向上にもつながる。

 

ほんの少しでもひらめきが起こることを願って、大きな成功を手にした15人の趣味を紹介したい。

 

ブランソンは冒険好きの一面があることで知られている。

 

バージン(Virgin)グループ創始者である彼がカイトサーフをしたり、外洋でのんびりしたりする画像を見た人も多いかもしれない。

 

彼が一番気に入っている趣味は、メンタルが試されるものだ。

 

「チェスは世界で最高のゲームではないかと思う」と彼はバージンのブログに書いている。

 

「チェスには、さまざまなスポーツの一番素晴らしい要素である『戦術』『計画性』『勇気』『リスク(を負う)』ことが組み合わさってできている。

 

チェスをしながらお茶を一杯飲み、また刺激的な会話ができる」

 

ブランソンは人生で何千ものゲームをプレイするだろうと言い、プライベートリゾートのネッカー島に滞在中の午後には、いつもビーチで過ごし、子どもたちとチェスをしている(『The Telegraph』)。


ジャック・ドーシーは「ハイキング」

 

ジャック・ドーシーが2011年にTwitterとモバイル決済サービスのSquareをフルタイムで経営し始めた頃、Techonomy 2011で観客に向けて、「すべての仕事を成し遂げるため、毎日その日のテーマを設定している」と話した。

 

彼は注意力が散漫になった時でも、即座にその日やるべきことを思い出し、集中することができると言う。

 

土曜日にはハイキングに出掛けるそうだ。


メリル・ストリープは「編み物 」

 

数々の賞を受賞しているアメリカの女優メリル・ストリープは、編み物が大好きだと言う。

 

映画『ダウト(Doubt)』で彼女が着用していたショールは自身の手編みだ。

 

メリル・ストリープは多くの時間を編み物や癒し系の趣味に費やしていると自認している。

 

「わたしにとって、編み物は考えをまとめ、瞑想的な生活を理解する場であり、ある種、空っぽになれる場所だ」

 

実際、撮影の待ち時間に編み物をするのが好き、という有名人は意外と多い。

 

ジュリア・ロバーツライアン・ゴズリング、クリスティーナ・ヘンドリックスもそうだ。

 


ケンブリッジ侯爵夫人(旧名:キャサリン妃)は「塗り絵 」

 

ここ数年、ジョハンナ・バスフォードの「秘密の花園」などがアマゾンのベストセラー第1位になるなど、大人向けの塗り絵本が世界的にブームだ。

 

夫であるウィリアム王子の話によると、ケンブリッジ侯爵夫人もまた塗り絵の魅力に取り憑かれているという。

 

流行の仕掛け人は塗り絵が瞑想や集中力を高める訓練になるとしており、それがストレス軽減や思考整理に役立つという。


ビル・ゲイツは「トランプのブリッジ 」

 

ビル・ゲイツには自ら「オールドファッション」と認める趣味がいくつかあるという。

 

億万長者の彼はソーシャルニュースサイトのレディット(Reddit)に対し「わたしは熱烈なブリッジ・プレイヤーだ」と話している。

 

彼はテニスをするのも好きだそうだ。

 

しかし、一番の楽しみは自分の子どもたちと一緒に過ごす時間だと話す。


ジョージ・W・ブッシュは「絵を描くこと」

 

アメリカ大統領のブッシュ氏は絵描きとして多くの作品を残している。

 

子犬50匹、風景、そして少なくとも30名の世界的リーダーたち。

 

ブッシュ氏が絵を始めたのは2009年に大統領を退任した後。

 

フロリダで1カ月間にわたって、ジョージア州に拠点を置くある画家の指導を受けた。


レイ・ダリオは「超越瞑想


Business Insiderのリッチ・フェローニの報告によると、コンサルティング会社ブリッジウォーター(Bridgewater Associates)創業者のレイ・ダリオは超越瞑想こそが「人生に最大の影響を与えたもの」だと話しているという。

 

1969年、大学生だったダリオは、ビートルズが夢中になっているという超越瞑想を始めた。

 

彼は従業員にも超越瞑想を実践させている。

 

最近では、ウォールストリートの銀行家や投資家の間で、超越瞑想のレッスンに参加するのが一種のはやりのようになっている。


トム・ハンクスは「ビンテージのタイプライターを収集 」


以前、ビジネスインサイダーでもお伝えしたが、俳優で映画製作者のトム・ハンクスは1978年からビンテージのタイプライターを集めている。

 

毎日彼がそれを使用するのは、タイプライターの音や感触、そして恒久性を愛するが故だという。

 

「タイプライターのすべての文字には威厳がある。言葉がガチャ、ガチャ、ガチャという小さな爆発によって紡がれていく。1通のお礼状が、名作文学のような重みになる」とニューヨーク・タイムズに寄稿している。

 


セルゲイ・ブリンは「アドレナリン中毒 」


Googleの共同創業者セルゲイ・ブリンは空き時間に、自身の体を何らかの形で限界に追い込むのが好きだ。

 

たとえば、ローラーホッケーやアルティメット、ジム、スカイダイビング、空中ブランコなどだ。


マリッサ・メイヤーは「オーブン料理 」


Yahoo! のCEO、マリッサ・メイヤーはサンフランシスコ・マガジンに対し、以前からパンやケーキを焼くのが大好きだ、と話した。

 

「たぶん、わたしがとても科学的な人間だからだと思う。最高のコックは科学者だ」と彼女は言う。

 

マリッサ・メイヤーはパンなどを焼く時も、実用的なアプローチをとっており、カップケーキやフロスティングのレシピを分析するスプレッドシートを作成している。

 

「実際、趣味は仕事にも良い影響を与えている」と彼女は言う。

 

「新しく、革新的なものの見方ができるようになる」


スティーブ・ウォズニアックは「セグウェイでポロをプレイ」


セグウェイに乗って行うポロ競技が流行しているようだ(ポロは本来馬に乗って行う伝統的な球技)。

 

そしてこの競技の世界トーナメントには、Apple共同創始者スティーブ・ウォズニアックの名がついているものもある。

 

セグウェイポロのワールドカップ「ウォズカップ」だ。

 

試合は4クォーターに分かれており、各チーム5人でゴム製のボールを相手チームのゴールに入れられるか、を競う。

 

ウォズニアクは「セグウェイポロはわたしがスケジュール調整してでもやることの1つだ」とQuartzに語っている。


ティム・ガンは「アートに浸る」

 

人気テレビ番組「プロジェクト・ランウェイ」の共同司会者でファッションアドバイザーも務めるガンは、毎週日曜日はメトロポリタン美術館で過ごすと ニューヨーク・タイムズに話した。

 

「基本的に、閉館時間の間際までいます」

 

彼は場にふさわしく、スーツを着て美術館へ続くセントラルパーク内の道を歩く。

 

「わたしはアートが大好きだ。まずはギリシャとローマのギャラリーへ行く。さまざまな対象を選んでじっと見ている。メトロポリタン美術館への旅は非常に心が揺さぶられる。体が地面から浮きあがるような絵がいくつもある。心が弾む」

 

それから彼はバルコニーラウンジに向かい、1、2杯のワインとお茶、そしてサンドウィッチを楽しみ、iPadを取り出して今見てきたばかりの作品について調べる。

 

古代ローマへの興味は、尽きることがありません」

 

ウォーレン・バフェットは「ウクレレ演奏 」


Forbesによると、バークシャー・ハサウェイ CEOのウォーレン・バフェットは、数十年のキャリアを持つウクレレ愛好家だという。

 

バフェットはしばしば自身の音楽の才能を慈善事業に費やす。

 

また、ネブラスカ州オマハにある子供向けクラブに楽器を寄付している。

 

時々、チャリティで演奏会を行っている。


アンジェリーナ・ジョリーは「武器収集」


以前、Business Insiderでも伝えたが、アンジェリーナ・ジョリーは個性的な趣味を持つハリウッド女優の1人。

 

彼女は家族と共にナイフを収集している。

 

彼女の母親がアンジェリーナ・ジョリーを短剣の世界へいざなったのは彼女が子供の頃。

 

彼女もまた息子のマドックス(Maddox)くんにこの趣味を伝えているとW.マガジンに話している。

 

彼女いわく、息子に渡しているナイフはけが防止のため刃先が鈍いものだといい、ナイフを購入する際はいつも「暴力についての話し合いを伴う」という。

 

コナン・オブライエン(Conan O’Brien)とのインタビューで彼女は、バタフライナイフを扱う手さばきを披露し、武器に魅了される理由を語った。

 

「そこには、ただ美しい何かがある」


ラリー・エリソンは「セーリング


アメリカの人気司会者チャーリー・ローズ(Charlie Rose)はオラクル(Oracle)現CTOで元CEOのラリー・エリソンにインタビューした際、彼がヨットレースのアメリカズカップで優勝することに熱中する理由を尋ねた。

 

するとエリソンは「わたしはタバコを吸わない。しかし、セーリングはする」と答えた。

 

Business Insiderでも以前お知らせしたが、エリソンは1966年、22歳でカリフォルニア州に移って間もなくセーリングの講習を受けた。

 

そして25歳には、34フィート(約10メートル)の船を手にしている。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

皆さん成功されている人は立派な趣味をお持ちです。

 

確かに仕事に没頭する方もいますが、ずっと続けていては、モチベーションを維持することができないですよね。

 

趣味の時間も作り、仕事から少し離れた時間を作ることで、モチベーションを高めて、それを維持しているのだと考えられます。

 

皆さんも立派な趣味を作ってみてください!

 

 

【成功している起業家に「イヤな奴」が多いのはなぜか

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

スタンフォード大学教授が徹底解説


俳優のダニエル・ラドクリフがどれだけ舞台劇やインディーズ映画に出演しようと、いつまでも『ハリー・ポッター』役の俳優として知られるように、スタンフォード大学のロバート・サットン教授にも「イヤな奴」の本を書いた人物という評判がついて回っている。


「ビジネスのスケールアップ」や「事実に基づいた経営」といったテーマで著作活動をしているにもかかわらずだ──。


サットン教授が2007年に刊行した『あなたの職場のイヤな奴』(邦訳:講談社)は、職場にいる困った人たちを組織文化に悪影響を及ぼす汚染源として取り上げ、ベストセラーとなった。

 

本書は多くの企業に、従業員や顧客を引きつける条件について考え直させるきっかけをもたらした。


それから10年の間に、助言を乞う何千通ものメールを受け取ったサットン教授は、再びこのテーマを取り上げ、新著『The Asshole Survival Guide: How to Deal With People Who Treat You Like Dirt』(イヤな奴サバイバルガイド:あなたをゴミ扱いする人々への対処法)を書き上げた。


ここ1年ほど、「イヤな奴のCEO」による不祥事が目立つ。

 

2017年6月には、ウーバーの共同創設者でもあるトラビス・カラニックがCEOを辞任した。

 

また、2016年11月には、2014年に創設者兼CEOがセクハラで解任されたアメリカンアパレルが破産を申請した。


そこで今回は、起業家が「イヤな奴」になってしまう現象について、サットン教授に話を聞いた。


起業家の振る舞いが横暴になる理由


──あなたは、起業家の横暴な振る舞いを助長する動きと、それを阻止しようとする動きがいずれも強まっているという見解を示しておられますね。

 

横暴な振る舞いが増える背景には、どんなことが影響しているのでしょうか?


グローバル経済に関連した、ふたつの影響が作用しています。


現在の起業家は、世界中の人々と仕事をします。

 

ウェブサイトの制作はインド、製品の製造は中国といったようにですね。

 

そのため、起業家は夜中の12時にも朝の6時にも電話をしなければなりません。


移動することも増えています。

 

テクノロジーの発達で、片時も仕事から離れられないのです。

 

追い立てられると、人間は意地悪になります。


もうひとつ、多くのコミュニケーションが今や遠隔で行われ、相手の目を見て話す機会が減っています。

 

相手の背景事情がよくわからないと、他人に対して嫌な態度をとりやすくなります。


それに、創設者の支配権を強める方法(複数議決権株式)の導入が増えていることも、影響しているかもしれません。

 

人間は、より絶対的な権力を手にするほど、他者への共感力や社会的感受性を失います。

 

その結果、より「イヤな奴」になるわけです。


──では、横暴への反発が強まっている背景は?


横暴な振る舞いが露見しやすくなっていることが挙げられます。

 

ユナイテッド航空の搭乗拒否の件や、ウーバーのドライバーが撮影して公開したカラニックの動画がいい例です。

 

横暴な振る舞いが人々の目に触れやすくなり、反発を招いているのです。


また、「GlassDoor(グラスドア)」のような企業評価サイトなど、不満の声や評価が投稿されやすくなって、悪質な行為を隠し続けることは難しくなっています。

 

その結果、あまりにひどい事例は排除されているのです。


加えて、「イヤな奴」であれ、逆に他人に敬意を払うリーダーであれ、それぞれに見本となる人物が増えています。


「イヤな奴」の例については発言を控えますが、人格者の見本としては、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOなどが挙げられます。

 

アップルのティム・クックCEOも、礼節ある態度や人々に敬意をもって接する態度において優れたロールモデルです。


──ですが、ナデラとクックは企業の創設者ではありませんよね。

 

大きな成功を収めている起業家では誰が挙げられますか?

 

ユニコーン企業の創設者に、人格者はいるでしょうか?


ユニコーン企業の人格者としては、(エアビーアンドビーの)ブライアン・チェスキーが代表格といえるかもしれません。

 

そうした質問では、たびたび名前が挙がります。「Stitch Fix」(スティッチ・フィックス)のカトリーナ・レイクも。


また、(ネットフリックスの創設者)リード・ヘイスティングスなどは、自分の中に基準を持って、「イヤな奴」にならずに強くあることは可能だと実証している人物です。

 

個人的には、(フェイスブックの)マーク・ザッカーバーグもかなり健闘していると思います。


イノベーションと「イヤな奴」の関係


──「イヤな奴」の代表例は、言うまでもなくトラビス・カラニックでしょう。

 

同氏がウーバーを離れたことは、これまで「イヤな奴」を生み出してきた起業の歴史にとって、どれほど大きな出来事だったのでしょうか?


もしカラニックが他人に敬意を払い、あれほど横暴でなかったら、もう少し長くウーバーにとどまっただろうかと考えさせられます。


興味深いのは、後任のCEOが決まったとき、礼儀正しく、社内に目を向ける人物であり、経営業務にも人を扱う能力にも長けているという語り口で紹介されたことです。

 

ラニックという比較対象がいなければ、そうした側面がそこまで強調されることはなかったでしょう。


今ではベンチャーキャピタルも、リスクの高そうな創設者に対して少しは慎重になっているのではないかと思います。

 

しかし、彼らは利益に目がくらむと、そうした創設者にも投資してしまうのです。


それに、ウーバーの件はもっと広い視野でとらえて、事業拡大が「イヤな奴」を生み出す可能性についての教訓とすべきだと思います。

 

あまりに急成長し、十分な社会的なコントロールがない場合、その企業は(ウィリアム・ゴールディングの小説)『蝿の王』のような独裁的状況に陥るおそれがあります。


──望むものを手に入れるために、起業家は他人より押しが強くないといけません。

 

それはすなわち、人々の怒りを買うことを意味します。

 

作家のマルコム・グラッドウェルは、破壊的変化を起こすイノベーターは不愉快な人物である場合が多いと述べています。


そうだとすると、「イヤな奴」であることを恐れない姿勢は、少なくとも起業で成功するのに役立っているのではないでしょうか?


それは起業に必要ないと思います。たとえば、眼鏡の「Warby Parker」(ワービー・パーカー)やシェイビング製品の「Harry's」(ハリーズ)の創設者たちは「イヤな奴」ではありません。


ですが、「イヤな奴」かどうかは主観的な評価です。誰かを解雇したり、押しが強かったりする人物は、見る人によっては「イヤな奴」かもしれません。

 

起業家は時として、威圧的な態度をとり、他人を怒らせるようなことをする必要もあるのでしょう。


それでも、人間の行動とそれをどう行うかは別物です。

 

つねに他人を侮蔑的に扱わなくても、難しい人物として振る舞い、自分の意見を強く押し出すことは可能なのです。


──他人の下で働いて社会性を身につける経験をせず、学校を出てすぐにビジネスを立ち上げるような起業家は、より「イヤな奴」になりやすい傾向があるでしょうか?

 

そういう人物はそれまでに、たとえば子どもを持つといったような、人間的に丸くなる機会を経ている可能性も低いと思いますが。


クリス・フライ(元エンジェル投資家で、現在は「Medium.com」〔ミディアム〕のエンジニアリング責任者)が、スタンフォード大学の私たちの授業を見にきたとき、「ここにいる学生たちに資金を提供し続けたら、赤ん坊に弾の入った銃を与えた気分になるだろう」と語ったことがあります。


権力と富を、そんなものなど持ったことのない、使い方も知らない人たちに与えたら、トラブルが起きても不思議はないというわけですね。


また、子どもが与える影響に関していえば、家の中にティーンエイジャーがいると、自分のエゴが増大する暇などありません。


自分が「イヤな奴」か知る方法とは


──それでは、起業家はいずれ成熟して「イヤな奴」を卒業する可能性があるのでしょうか?

 

フェイスブック誕生のエピソードを聞くと、当時のザッカーバーグは「イヤな奴」そのものですが、今や同氏は思いやりのある利他的な人物として広く知られています。


先ほどの子どもの影響ということでいうと、ザッカーバーグが本格的な育児休暇を取得したことは、とても大きな影響力を持つ行動です。


また、ピクサーエドウィン・キャットマル社長は、(ともにピクサーを創設した)スティーブ・ジョブズについてこんなことを語っています。

 

アップルを追放されたジョブズが「荒野を彷徨」し、その後立ち上げた「NeXT」(ネクスト)で苦労することがなかったら、現在われわれが知るような成功者になることはなかっただろうと。


それでもときに難しい人物ではあったが、そうした経験を経て、ジョブズはより理性的で、チームのために動く人間になったというのです。


──あなたは読者から、意地の悪い役員やひどい役員会、そしてとりわけ厄介なベンチャーキャピタリストへの対処法について、助言を求められていますね。

 

起業家だけでなく、ベンチャーキャピタリストの世界にも「イヤな奴」の傾向はみられますか?


それはもう、ひどいものですよ! ベンチャーキャピタリストときたら、実に短気で傲慢です。それにほとんど全員が白人男性。

 

調子に乗った大学生が、そのまま大人になったという感じですね。


ただ、例外もあります。

 

アンドリーセン・ホロウィッツの人たちは、社会的な意識が高いと思います。

 

グレイロック・パートナーズも、ある程度の見識を備えています。


──最近では、企業のビジネスモデルさえもが「イヤな奴」の傾向を強めているように思えます。


ラメの粉末を仕込んだ手紙などを『敵』に送りつけるサービス

 

「ShipYourEnemiesGlitter.com」(シップ・ユア・エネミーズ・グリッター)などは私も笑ってしまいましたが、なかには嫌いな相手に空の箱や中指を立てた人の画像を送ったりするサービスも存在します。

 

動物の糞を送りつけるビジネスも複数登場しています。


こうしたビジネスを立ち上げるような人たちはあまり「いい奴」とはいえない、とあなたも思われますか。


そうなると、私も「イヤな奴」に該当するかもしれませんね。

 

『あなたの職場のイヤな奴』を刊行した当時、この本を匿名で誰かに送るビジネスを始めようとしたことがあります。実際に事業のプロトタイプを開発するところまで行きました。


しかし、そのとき妻から指摘されたのです。

 

他人にあなたはイヤな奴だと教えるのは、たいていの場合、それ自体が「イヤな奴」のすることであって、結果的に「イヤな奴」を広めるようなものだと。

 

「それはあなたの本意じゃないでしょう」と妻は言いました。


──自分が「イヤな奴」かどうかを知る方法は?


その質問をするのに最も不適当な相手は、自分自身です。一番いい方法は、本当のことを言ってくれる人を身近に置くことです。


第二次世界大戦が激化していた時期に、当時の英首相ウィンストン・チャーチルの妻クレメンタインは「あなたは、昔ほど優しい人ではなくなった」と夫に手紙を書いています。

 

スティーブ・ジョブズの場合は(アップルの元役員)ビル・キャンベルが同じ役目を果たしていました。


また、「イヤな奴」の態度は他人に伝染するので、社内のいたるところに「イヤな奴」の姿を見るようになったら、あなたがその元凶になっている可能性があります。


だからこそ、本当のことを言ってくれる人が必要なのです。また、自分は「イヤな奴」の傾向が少々強いと思うなら、あなたの言動をフォローしてくれる人を置くといいでしょう。

 

成功者になりたければ「ダークトライアド」に学べ!? 厄介な彼らが持つ “意外といいところ”

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

みなさんの職場の中に「この人と関わると疲れる……」「この人と仕事をするとストレスがたまる……」と感じさせる人はいませんか? 

 

仕事が楽しくても、日々会う人に疲弊させられると、毎日の出社も気が重くなってしまいますよね。

 

しかし、にわかには信じがたいのですが、「厄介だ」「疲れる」と感じさせる人は同時に、キャリアアップや経済的成功につながる力を兼ね備えている場合が多いのだとか。

 

どうせ日々厄介な彼らと関わらないといけないのであれば、その人たちが持っているポジティブな特徴だけを見極めて身につけてみたら、思わぬ成長につながるかもしれませんよ。

 

「ダークトライアド」と呼ばれる “ちょっと厄介な” 人たち


「この人と関わると疲れる」と感じさせる人の多くは、「ダークトライアド」にあてはまる可能性が高いかもしれません。

 

ダークトライアドとは心理学用語で、以下の3つの特性を総称したものです。

 

みなさんの職場に、こんな人はいませんでしょうか?

 

ナルシスト:自尊心が非常に高い。誇大妄想をしがち。自己中心的。


マキャベリスト:目的のためなら手段を選ばない。人をいいように操る。


サイコパス:他人に共感や罪悪感を抱かない。


このような特徴を備えた人たちは、他人の怒りや苦しみ、悲しみといったネガティブな感情を喜びにしてしまうという危うさがあります。

 

その代表的な例が、インターネットの「荒らし」です。カナダのマニトバ大学が中心になって行なった研究によると、インターネット上で「荒らし」行為をする人の多くは、ダークトライアドの特徴を持っているのだそう。

 

彼らは、自分が何かを言うことで相手が怒ったり悲しんだりすることが予測されるときに「荒らし」をはじめるのだとか。

 

日常生活の中で、このような自己中心的で他者の苦しみを喜びにする人と関わってしまったら、痛い目をみる可能性は限りなく高そうですよね。

 

ダークトライアドの意外な才能


しかし意外なことに、高い地位や経済的な成功を得た人の中には、ダークトライアドの特徴を持っている人が多いそうなのです。

 

スイスのベルン大学の心理学者Daniel Spurk氏らがドイツの代表的な企業を対象に行なった調査によると、ナルシストの度合いが高いほど給与の水準も高く、マキャベリストの度合いが高いほど職位も高く、キャリアへの満足度も高いとのこと。

 

また、ベルギーのゲント大学で産業・組織心理学を教えるBart Wille氏らが行なった別の研究では、サイコパスやナルシストの特徴を持つ人は組織の上位職に多くみられ、経済的な成功度も高いことがわかりました。

 

ではいったいなぜ、「厄介」「面倒」「疲れる」と思われるようなダークトライアドたちが成功するのでしょうか? 

 

それは、ダークトライアドの特徴の中に、じつは、キャリアの成功につながるようなポジティブな側面も同時に存在するからなのです。

 

ウェスタンシドニー大学行動心理学者Peter Jonason氏らの研究によると、ダークトライアドのポジティブな特徴として、以下のような点があるそうです。

 

●好奇心が旺盛
●自己肯定感が高い
●外向性が高い
●新しい体験に積極的である


これらのポジティブな特徴は、ネガティブな特徴と表裏一体になっています。

 

ナルシストの持っている自信は、よくいえば「自己肯定感が高い」ということでもあります。

 

マキャベリストは口先で話すのがうまいからこそ「外交的」であり、サイコパスは恐れや不安に共感しないからこそ「積極性がある」といえるでしょう。

 

もしかしたら、ポジティブな特徴があまり表に出ず、ネガティブな特徴ばかりが前面に出すぎてしまうことが、ダークトライアドたちを「厄介」と思わせる原因なのかもしれませんね。

 

ダークトライアドの良い面だけを身につける方法


それでは、ダークトライアドが持っている、成功に結びつきやすいポジティブな能力だけを上手に身につける方法をご紹介していきます。

 

1. ナルシストの「強靭なメンタル」を身につける方法:自分のよいところを100個書き出す


メンタリストDaiGo氏は、ナルシストが成功しやすい理由は、その「強靭なメンタル」にあると分析しています。

 

メンタルが強靭だと、新しい挑戦にも臆さない。新しい挑戦をすれば自信を得て、さらにメンタルが強くなる。

 

メンタルが強くなれば感情が安定して、良いパフォーマンスが発揮できる――。

 

成功しているナルシストには、このような良いループができているとのこと。

 

しかし、ナルシストの持つ強靭なメンタルなんてなかなか手に入れるのは難しそうですよね……。

 

そこでおすすめしたいのが、心理学者の内藤誼人氏が著書『いちいち気にしない心を手に入れる本』の中で紹介している方法です。

 

それは「自分のよいところを紙に100個書き出す」というもの。

 

100個と聞くととても大変なようなイメージがありますが、なにも一度に100個書き出せというのではありません。

 

1日3個でも、1個でも大丈夫。

 

大切なのは、100個という大変な目標を達成するために、日々自分のよいところに目を向け続けることです。

 

自分は優秀なんだと考えることが、ナルシストのメンタルの強さの秘訣だとDaiGo氏はいいます。

 

自分を見つめてよいところを探し続け、自分が少しでも優秀だと思える部分を発見していければ、あなたもナルシストの強いメンタルを手に入れられるかもしれません。

 

2. マキャべリストの「頭の回転のはやさ」を身につける方法:デュアルタスク


ロンドンにあるウェスタオンタリオ大学で健康科学を教えるChristopher Marcin Kowalski氏らが、ポーランドの高校生128人を対象にして行なった研究があります。

 

それによると、マキャベリストの傾向が強い人のほうが、計算力や論理性、問題解決能力を司る「流動性知能」が高いということがわかったのだそうです。

 

流動性知能とは、初めて遭遇する物事に対処する能力のこと。

 

「地頭の良さ」や「頭の回転のはやさ」とも言い換えることができます。

 

脳科学者の中野信子氏によれば、流動性知能は脳の「ワーキングメモリ」を広げる訓練をすることで鍛えられるとのこと、ワーキングメモリとは、脳で短期的に記憶を蓄えたり、複数のことを同時に処理する能力を指します。

 

とはいえ、この能力を広げる訓練といわれてもわかりづらいですし、難しそうに思うかもしれません。

 

でもじつは、日常生活の中で簡単に行なうことができます。

 

その方法とは、諏訪東京理科大学教授で脳科学者の篠原菊紀氏がすすめる「デュアルタスク」というものです。

 

デュアルタスクとはごく簡単に説明すると、「運動」と「頭を使うこと」を同時に行なうことです。たとえば、通勤中に徒歩や電車で移動する際、以下のようなデュアルタスクを行なってみてはいかがでしょう。

 

ウォーキング×計算:
歩きながら「100−8=92」「92−8=84」というように同じ数を引く単純な計算をする


階段の昇降×しりとり:
駅の階段を昇り(降り)ながら頭の中でしりとりをする


上記のように普段の通勤時間に一工夫くわえるだけで、流動性知能を伸ばしていくことができます。

 

こうしてマキャベリストの頭の回転のはやさを身につければ、必ずや仕事に役立てることができそうですね。

 

3. サイコパスの「冷静な視点」を身につける方法:マインドフルネス


オックスフォード大学の心理学者Kevin Dutton氏によると、サイコパスの脳は仏教僧の脳に非常に近いそうで、両者の間には共通点が見受けられるのだそう。

 

その共通点とは、冷静に物事を見るということ。

 

サイコパスと仏教僧は同様に、過去への後悔や未来への不安に流されず、今目の前で起きていることだけに集中できます。

 

それゆえ、プレッシャーのかかる場面でも冷静さを求められるCEOや外科医、報道関係者といった職業にはサイコパスが多いのだとか。

 

サイコパスや仏教僧のような冷静な視点を養うのに有効なのが、マインドフルネス瞑想です。

 

Apple社を創業したスティーブ・ジョブズ氏が日課にしていたことから注目を浴びたマインドフルネス瞑想は、いまではGoogle社などの社員研修にも導入されています。

 

ここでは、職場で簡単にできるマインドフルネス瞑想の方法をご紹介しましょう。

 

ロサンゼルスでカウンセリング診療を手がけるTransHope Medicalの院長であり、脳科学分野での数々の学術賞を受賞歴がある久賀谷亮氏は、以下のマインドフルネス呼吸法をすすめています。

 

背筋を軽く伸ばし、背もたれから少し背中を離して、椅子に腰かける。

 

このとき「背中はしゃっきり、お腹はゆったり」を意識する。


手は太ももの上に置き、足の裏を地面にペったりつける。


足の裏や、太もも、お尻などの身体の感覚に意識を向ける。

 

身体全体が重力に引っ張られているのを感じる。


呼吸に意識を向ける。

 

空気が鼻を通る感覚や、胸やお腹が空気で膨らむのを感じる。


雑念が浮かんだら、すぐに呼吸に意識を戻す。

 


呼吸に意識を向けるのは、“今” に集中するため。

 

そうすれば、過去への後悔や未来への不安を切り離すことができます。

 

マインドフルネスは、1日5分だけでもいいので継続して行なうことが大切なのだそう。

 

職場の休憩時間やちょっとしたスキマ時間などに日々実践して、サイコパスの冷静さを手に入れてはいかがでしょうか。

 

***


「清濁合わせ呑む」という言葉がありますが、できることならば、ダークトライアドのきれいな部分だけを呑みたいものです。

 

今回ピックアップした方法を参考にして、ぜひ日々の仕事に役立ててみてくださいね。

 

お金持ちが寄付を積極的に行う理由|日本とアメリカで価値観が違う?

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

お金持ちの寄付はキリスト教文化圏の影響?お金でなくてもOK?


キリスト教文化圏、特にアメリカ(米国)などでは、寄付や募金をすること、ボランティア活動に参加することが、お金持ちのみならず、一般層でも極自然なこととなっています。

 

成功したお金持ちであれば、自ずと一般層よりも多くの金額を寄付することになります。

 

しかも、アメリカ人にとっては、寄付とは必ずしもお金を出す行為に限りません。

 

例えば、不要な家具や日用品、洋服などを無料で纏めて引き取るThrift Store(スリフトストア)と呼ばれるリサイクルショップが多く存在します。


駐在や留学でアメリカに住んだ経験がある方はご存じと思いますが、これらは主にキリスト教系などの慈善団体が運営しており、不要な品物を引き取る代わりに、品物相当代金の寄付を行ったという証明書を発行してくれるのですね。

 

アメリカでは、個々人が須く(すべからく)税務申告を行う制度になっており、その寄付をした証明書を添付すると、税控除の対象として認められることになるのです。


ただし、相当量の不要品をThrift Storeに寄付したとしても、実際の控除額は微々たるもの。

 

税控除を狙ってThrift Storeに寄付する人は、お金持ちであれ、一般人であれ少数派です。

 

飽く迄も、無料で断捨離でき、かつ寄付行為を行えることに魅力があるのです。

 

確かに、キリスト教会の日曜礼拝などでも、参加者は少額でも献金(寄付)をするのがお作法になっていますね。

 

お金持ちほど盛んに寄付行為を行うのは、アメリカでは文化面の影響も大きそうです。


お金持ちの寄付に関する税制は日本よりアメリカが充実?


税負担の重いお金持ちが寄付行為を行うことは、節税対策にもなりますが、これは日本もアメリカも共通です。

 

上のThrift Store(スリフトストア)の例でも見たように、アメリカでは寄付行為に関する税制が日本よりも遙かに充実しています。

 

アメリカでは、自治体や各種学校などへの寄付の他、宗教・芸術など広範な関連団体への寄付が税控除の対象として認められるようになっています。


一方、日本では、お金持ちの個人が寄付行為として認められるのは、都道府県や市などの地方自治体、もしくは一部の学校やNPO団体など、対象が相当に限定されてしまいます。

 

これは、寄付を無制限に認めてしまうと、お金持ちが自ら設立した団体や知人の団体などに寄付行為を行って、実質的な脱税を招くリスクを日本の税務当局が恐れているもの、とも考えられますね。


それでも、日本には「ふるさと納税」の制度が存在し、昨今は注目を集めています。

 

これは、被災地などを含めどこかの自治体に寄付をすると、お礼の特産品を受け取れ、かつ税控除が受けられるという仕組みです。

 

寄付をすれば税控除が受けられるという点では、日本もアメリカも基本は同じです。

 

双方の違いは、寄付による税控除の程度問題なのですね。


お金持ちの寄付は世間へのアピールと自身への戒め? 

 

 お金持ちの寄付行為を心理面から探ると、大きく分けて2つの理由があるのではないかと考えられます。

 

まず、成功してお金持ちになると、とかく市井での妬みや嫉みを買いやすくなることは、容易に想像がつくでしょう。

 

そこで、高額の寄付を進んで行えば、一般層から好意・評価を得やすくなることは否定できません。大きく稼がせてもらった分は、寄付行為を通して社会に還元しているよ、という大義名分をお金持ちは得ることができます。

 

これが一つ目の理由です。

 

次の理由は、寄付行為がある種の「痛み」を伴うことに関係します。

 

成功したお金持ちであっても、自ら苦労して稼いだお金を、本来であれば赤の他人に差し出したいとは思わないのではないでしょうか。

 

苦労の末に手にした今の成功を失う恐れを心の内に抱いているからこそ、お金持ちは敢えて寄付行為という「痛み」を自身に課して、物事のバランスを保とうとしているのではないか、とも考えられるのですね。


私の知る範囲でも、成功したお金持ちは、トライアスロンに挑戦したり、年数回の本格登山を行ったり、手弁当で国際NGO団体の運営を手伝ったりなど、楽しみつつもある種の「痛み」を自身に課すことを良しとする傾向があることは否定できません。

 

ただ、アメリカのお金持ちのように、高額の寄付を行ったり、難民の子供を養子に迎えたりなどの手段を使っての社会還元という点では、まだまだ日本のお金持ちは弱い感があります。

 

以上となります。

 

最後まで見ていただき、ありがとうございます!

 

 

 

 

独立後のバイトはNG?起業家が本業以外でお金を稼ぐのはいけないことなのか

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

起業家として独立した後は本業に専念しバイトはしたくないものですが、現実には本業以外にバイトをしないとやっていけない場合もあります。

 

本業にできるだけ悪影響の出ない範囲でバイトを入れるには、バイトの職種選びが重要なポイントになります。

 

できれば本業にも貢献できるようなバイトを選びたいものです。

 

起業家のバイトの選び方について考えてみましょう。

 

起業家にバイトは許されるのでしょうか?


いったん起業家として独立した以上、本業以外のバイトはしたくないものです。

 

しかし経営を開始してすぐ収益が望めるわけも無く、誰でも最初は資金繰りに四苦八苦し、どうしても本業だけではやりくりがつかないという事態に陥ることは多々あります。

 

たとえば集客が安定しにくく浮き沈みの激しい飲食業においては、自分の店を閉めた後夜中にパチンコ屋の清掃バイトをしている個人事業主が少なくありません。

 

どんなに本業の経営が苦しくても重なる借金を覚悟でバイトは絶対しないというプライドの高い起業家もいるかもしれませんが、空き時間を利用して無理なくできるバイトがあるならバイトを絶対禁止する理由はありません。

 

インターネットが発達しグローバル化が進んだ現代においては、パチンコ屋の深夜清掃のような単純労働以外にも負担が少なくパソコンひとつあればできるバイトが見つけられるので、起業家がバイトを敬遠する理由は徐々になくなってきています。

 

独立した起業家はみなそれぞれ自分の得意分野というものがあるはずで、バイトにもその専門領域が生かせれば願ったりかなったりと言えるでしょう。

 

クラウドソーシングで自分の得意分野に関する情報を提供できるクライアントを見つけられれば、自分が経営上直面している厄介な問題も現場の生々しい体験を伝えられる材料となり、苦労がお金の種になりうるのです。

 

クラウドソーシングでは、自分の収集した情報、自分で開発した商品やデザインをクライアントに提供できる場です。

 

クライアントから求められれば文章力が無くても自分が自信を持って勧められる商品やデザインを写真や機能をアップすることにより、世間からの注目を集めることができます。

 

最終的に本業に関するイベントを計画し、協賛者を募ることも可能です。

 

このように本業とタイアップした副業は、結局はほとんど本業の範疇に含まれるとも言えるので抵抗なく関わることができます。

 

また本業と全く無関係の分野であっても、パチンコ屋の深夜清掃のような単純労働とは異なり肉体的負担の少ないネットサービスであれば、自分の興味のあるジャンルを検索してクライアントの要望に応えられる趣味やスキルを紹介することで収入が得られる場合もあります。

 

本業以外の分野に頭を使うことは脳の活性化に有効であり、結果として本業においても柔軟な思考が可能となって機動力のある経営ができます。


バイトに熱中するあまり本業を疎かにしないために注意すること


起業家のバイトが単純労働しかないという時代は終わりました。

 

バイトもクリエイティブで充実感達成感を十分得られるものがネット上に多数見受けられます。

 

バイトも職業上の価値が向上してきた反面、本業より魅力的となって本業をないがしろにしてしまう遠因ともなりうることを忘れてはいけません。

 

起業家として独立した以上、選んだバイトが本業にも役立つからと言って本業を疎かにしては本末転倒です。

 

起業当初は収益が上がらずバイトの方が遥かに効率が良いので、負担の少ないバイトであればあるほど、どうしてもバイトに熱心になってしまう傾向があることも否めません。

 

こうしてバイトに熱中してしまった時は、本業の起業理念を忘れてしまっているときです。

 

起業する際には起業理念に基づき通常綿密な事業計画を立てていたはずで、その中には撤退時期も決めてあったはずです。

 

当初の期待通りうまくいかなければ、相当期間経過後に事業を撤退するのはどの業種でも当然の前提です。

 

撤退時期までに芽が出るよう事業計画を立てるものですから、バイトもその事業計画に沿って赤字をどの程度まで補填する目的で行うかを予め決めておく必要があります。

 

バイトが儲かるからと言ってどんどん拡張するのは禁物です、予想外にバイトの収入が上がっても、あくまでも本業の赤字を埋めるためだけだということを忘れてはいけません。

 

さらにバイトで本業の赤字を埋められるからといって、本業の収益が一向に上がらないのにいつまでもだらだらバイトを続けるのもやめましょう。

 

それではフリーターが趣味で本業ごっこをしているのと変わりません。

 

はっきり言って撤退時期までバイトを続けなければならない経営になっているとしたら、残念ながら本業は軌道に乗り切れずに終わったと言わざるを得ません。

 

本業で食べていけないとわかったなら、さっさと撤退して新たに他の業種で人生を賭けられるものを見つけて新規起業すべきです。

 

新たな起業にともない従来のバイトをそのまま継続することは経営上大きなアドバンテージですが、今度は前回の失敗の反省に基づきバイトに関わる時間と労務提供の制限を設けておきましょう。


本業との関係でバイトをどのように位置づけるか?


企業家として独立した以上、バイトにおける専門家を目指すわけではないことは自明の理です。

 

独立事業主としてバイトを雇う立場になることを目指すべきです。

 

やむを得ず起業家が自らバイトに手を染めざるを得ない場合にも、将来本業で雇うべきバイトにはどのような仕事をしてもらい、どのような資質の人材が求められるか、そのような人材はどこで発掘できるかということを考えながら関わることが重要です。

 

自分の将来像をしっかりと描いている起業家は、こうした構想を常に忘れずあらゆる事象を自分の本業の発展と結びつけて考える習慣を持っています。

 

そもそもバイトの方が楽に儲けられるからとバイトばかりに専念してしまうような起業家は、本業に対する思い入れや使命感がなく、起業家失格です。

 

バイトとして上司に仕える立場になったら、その業界で使用者がどのような原理でどのような経営を行っているか勉強できる場を与えられたと思って職場に赴くべきです。

 

ネット上のバーチャルな関係であっても、クライアントからの指示を通じて社会で仕事上求められる能力を把握し、背景にある需要を分析して自分の資質を高めるためにバイトの時間を利用すべきです。

 

このようにバイトは企業家にとって毒にもなれば本業を生かす特効薬にもなります。

 

利用する量や使い方を間違えたり、本来の本業に課せられた使命をなおざりにすると、バイトなんかするのではなかったという後悔の原因にしかなりません。

 

勤労者として上司の命令のままに労働するバイト生活を嫌って独立開業したのなら、バイトはあくまでも一時的カンフル剤として位置づけ、適度な距離感をもってうまく付き合うようにしましょう。

 

 

朝4時起きのエリートたちに共通する「朝活習慣化の工夫」は意外にシンプルだった。

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

「朝は頭がすっきりしているから、勉強や仕事を効率的に行なえる」


「経営者をはじめとする成功者の多くが、早起きをしている」

 

など、あなたも早起きの良さに関して見聞きした経験があるのではないでしょうか?

 

しかし、早起きを実践してみたくても、実際に朝早く起きるのは難しいもの。

 

仕事や学校が終わった後の夜の時間帯は平日唯一のフリータイムですから、つい夜遅くまで起きてしまい、そのせいで翌朝は時間ギリギリまで寝ている人も多いと思います。

 

今回の記事は、そんな「早起きの習慣を身につけたいけれど、難しい」という人のために、早起きで得られる効果を改めてお伝えするとともに、実践のコツを、著名人の実例を通してご紹介します。 

 

1. ティム・クック氏の場合:朝4時から800件のユーザーコメントに目を通す


AppleのCEOであるティム・クック氏が早起きであることは有名な話。

 

彼は毎朝4時前には起床して、仕事が始まる8時頃まで決められたことを行います。

 

まず彼は、起床後に毎朝700〜800通届くApple製品ユーザーからのコメントに目を通します。

 

1時間かけてユーザーからの意見に目を通したあとは、5時にジムへ向かい、フィットネスに真剣に取り組むようにしているのだそう。

 

クック氏がインタビューで語ったところによると、起床後すぐにApple製品ユーザーのコメントを確認するのは、外部(ユーザー)からの意見をとても重要視しているから。

 

また、クック氏は自分自身を「フィットネスナッツ(健康オタク)」と呼んでいます。

 

そのことからは、彼がライフスタイルの中で健康維持に重きを置いていることがうかがえます。

 

クック氏にとって朝の時間は、自身が重要としている「顧客の声」「フィットネス」を予定通りにこなせる貴重な時間なのでしょう。

 

そんな彼が心がけているのは、7時間の睡眠時間を確保することです。

 

朝の4時前に起床するということは、前日の夜9時には寝ている計算になりますね。

 

適切な睡眠時間には個人差があると言われていますから、クック氏の生活がすべての人に合うとは限りません。

 

しかし、早起きするなら充分な睡眠をとるべきであるということは、疑いようのないことだと思います。

 

クック氏の朝習慣から学べる、早起きの効果と習慣化のためのヒントは以下の通りです。

 

早起きの効果


・自身にとって重要なことに取り組むことができる。(クック氏の場合、700〜800件に及ぶユーザーコメントの確認とフィットネスでした)

 

習慣化のコツ


・起床から出社までにやることを決めて、ルーティーン化すること。
・自身の適切な睡眠を把握して、早めに就寝すること。

 

2. ロバート・アイガー氏の場合:夜の電話をシャットアウトして翌朝に備える


ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるロバート・アイガー氏も、早い時間に起きて自身に必要なことを習慣的に行っている人物です。

 

彼は5時前にはベッドから起き上がり、運動をしながら読書・テレビ・ネットサーフィン・メールチェックを欠かさずに行います。

 

仕事から個人的な好みに関することまで、朝のうちに様々な情報を得ているのだそう。

 

彼が毎朝早起きをしてアクティブに活動できる理由は、自分自身が意思の弱い人物であることを認識していて、夜の7、8時以降は会社などからの電話に出ないようにし、しっかりと睡眠時間を確保するように努めているから。

 

早く起きるために必要なことは何なのかをしっかり押さえているのです。

 

アイガー氏の朝習慣から学べる、早起きの効果と習慣化のためのヒントは以下の通りです。

 

早起きの効果


・誰にも邪魔をされずに、自分の好きなことを毎日できる。(ロバート・アイガー氏の場合は、運動・読書・テレビ・ネットサーフィッン・メールチェックでした)

 

習慣化のコツ


・朝に自身がやりたいことを決めておくこと。
・夜は、翌朝の早起きに影響を及ぼすものを排除し、行なわないようにすること。

 

3. 村上春樹氏の場合:朝4時から6時間ぶっ通しで執筆をする


小説作家である村上春樹氏は、本の執筆をしている期間、朝早い時間から執筆を行ない、午後は運動などをして夜早い時間に就寝をするという、極めて規則正しい生活をしている人物です。

 

朝は4時に起床し、そこから6時間ぶっ通しで本の執筆を行います。

 

その後は、運動(ランニングや水泳)・読書・音楽鑑賞をして夜9時に就寝するのだそう。この一連の流れを、本が完成するまで続けるのだとか。

 

その理由について村上氏は以下のように語っています。

 

「繰り返すこと自体が重要になってくるんです。一種の催眠状態というか、自分に催眠術をかけて、より深い精神状態にもっていく」

 

村上氏は、同じことを繰り返すことを「催眠術」と表現していますが、つまりは「1日の活動すべてを習慣化する」という発想なのではないでしょうか。

 

それができれば、「今日の執筆(仕事)が終わったら何をしようか」「明日は何時に起きようか」など余計なことに思考を巡らせる必要がなくなり、執筆により集中することができるということなのです。

 

村上氏の朝習慣から学べる、早起きの効果と習慣化のヒントは以下の通りです。

 

早起きの効果


・負担の重い仕事や勉強を集中的に行なえる。(村上氏の場合は本の執筆でした)

 

習慣化のコツ


・達成したい目標(目的)を明確に持つこと。(村上氏の場合は「本を書き上げる」ことが目標となっていました)

・午後以降のスケジュールも決めておくこと。

 

3人の共通点からわかる、「早起きの効果」と「習慣化のコツ」


著名な3人の朝習慣についてご紹介しました。彼らの共通点としては、以下のことが挙げられるでしょう。

 

1. 朝に行なうことを決めている


2. 一人集中して取り組みたいことを朝に行なっている


3. 夜は早い時間に就寝するように心がけている


早朝は急な仕事の依頼や友人からの連絡が入ってこないので、自身にとって大切なことを行なうにはちょうどいい時間帯です。

 

また、朝は一日の中で最も脳が活性化している時間帯です。

 

文章作成のような頭を使う仕事を効率的に行なうには、朝が最適なのです。

 

脳科学者である茂木健一郎氏も、朝目覚めてからの3時間を「脳のゴールデンタイム」と呼び、以下のように解説しています。

 

睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。

 

すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。

 

この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です

また、早起きを続けるコツとしては、3人とも夜は早い時間に寝るように心がけています。

 

いくら朝早く起きたとしても、睡眠不足では脳も活発に働きませんよね。

 

早起きを実践したいと思うなら、まずは寝る時間を少しずつ早めてみてはどうでしょうか?

 

まとめ


あなたは早起きして、具体的にどのようなことをやってみたいと考えていますか? 

 

今回ご紹介した3人とも、朝にやるべきことを明確に持って活動をしています。

 

「早起きの習慣を身につけたいな」と漠然と考えていた人は、まずは朝に何をやりたいのかを決めることから始めてみましょう。