朝4時起きのエリートたちに共通する「朝活習慣化の工夫」は意外にシンプルだった。
こんにちは‼️ずぜあどです🤗
「朝は頭がすっきりしているから、勉強や仕事を効率的に行なえる」
「経営者をはじめとする成功者の多くが、早起きをしている」
など、あなたも早起きの良さに関して見聞きした経験があるのではないでしょうか?
しかし、早起きを実践してみたくても、実際に朝早く起きるのは難しいもの。
仕事や学校が終わった後の夜の時間帯は平日唯一のフリータイムですから、つい夜遅くまで起きてしまい、そのせいで翌朝は時間ギリギリまで寝ている人も多いと思います。
今回の記事は、そんな「早起きの習慣を身につけたいけれど、難しい」という人のために、早起きで得られる効果を改めてお伝えするとともに、実践のコツを、著名人の実例を通してご紹介します。
1. ティム・クック氏の場合:朝4時から800件のユーザーコメントに目を通す
AppleのCEOであるティム・クック氏が早起きであることは有名な話。
彼は毎朝4時前には起床して、仕事が始まる8時頃まで決められたことを行います。
まず彼は、起床後に毎朝700〜800通届くApple製品ユーザーからのコメントに目を通します。
1時間かけてユーザーからの意見に目を通したあとは、5時にジムへ向かい、フィットネスに真剣に取り組むようにしているのだそう。
クック氏がインタビューで語ったところによると、起床後すぐにApple製品ユーザーのコメントを確認するのは、外部(ユーザー)からの意見をとても重要視しているから。
また、クック氏は自分自身を「フィットネスナッツ(健康オタク)」と呼んでいます。
そのことからは、彼がライフスタイルの中で健康維持に重きを置いていることがうかがえます。
クック氏にとって朝の時間は、自身が重要としている「顧客の声」「フィットネス」を予定通りにこなせる貴重な時間なのでしょう。
そんな彼が心がけているのは、7時間の睡眠時間を確保することです。
朝の4時前に起床するということは、前日の夜9時には寝ている計算になりますね。
適切な睡眠時間には個人差があると言われていますから、クック氏の生活がすべての人に合うとは限りません。
しかし、早起きするなら充分な睡眠をとるべきであるということは、疑いようのないことだと思います。
クック氏の朝習慣から学べる、早起きの効果と習慣化のためのヒントは以下の通りです。
早起きの効果
・自身にとって重要なことに取り組むことができる。(クック氏の場合、700〜800件に及ぶユーザーコメントの確認とフィットネスでした)
習慣化のコツ
・起床から出社までにやることを決めて、ルーティーン化すること。
・自身の適切な睡眠を把握して、早めに就寝すること。
2. ロバート・アイガー氏の場合:夜の電話をシャットアウトして翌朝に備える
ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるロバート・アイガー氏も、早い時間に起きて自身に必要なことを習慣的に行っている人物です。
彼は5時前にはベッドから起き上がり、運動をしながら読書・テレビ・ネットサーフィン・メールチェックを欠かさずに行います。
仕事から個人的な好みに関することまで、朝のうちに様々な情報を得ているのだそう。
彼が毎朝早起きをしてアクティブに活動できる理由は、自分自身が意思の弱い人物であることを認識していて、夜の7、8時以降は会社などからの電話に出ないようにし、しっかりと睡眠時間を確保するように努めているから。
早く起きるために必要なことは何なのかをしっかり押さえているのです。
アイガー氏の朝習慣から学べる、早起きの効果と習慣化のためのヒントは以下の通りです。
早起きの効果
・誰にも邪魔をされずに、自分の好きなことを毎日できる。(ロバート・アイガー氏の場合は、運動・読書・テレビ・ネットサーフィッン・メールチェックでした)
習慣化のコツ
・朝に自身がやりたいことを決めておくこと。
・夜は、翌朝の早起きに影響を及ぼすものを排除し、行なわないようにすること。
3. 村上春樹氏の場合:朝4時から6時間ぶっ通しで執筆をする
小説作家である村上春樹氏は、本の執筆をしている期間、朝早い時間から執筆を行ない、午後は運動などをして夜早い時間に就寝をするという、極めて規則正しい生活をしている人物です。
朝は4時に起床し、そこから6時間ぶっ通しで本の執筆を行います。
その後は、運動(ランニングや水泳)・読書・音楽鑑賞をして夜9時に就寝するのだそう。この一連の流れを、本が完成するまで続けるのだとか。
その理由について村上氏は以下のように語っています。
「繰り返すこと自体が重要になってくるんです。一種の催眠状態というか、自分に催眠術をかけて、より深い精神状態にもっていく」
村上氏は、同じことを繰り返すことを「催眠術」と表現していますが、つまりは「1日の活動すべてを習慣化する」という発想なのではないでしょうか。
それができれば、「今日の執筆(仕事)が終わったら何をしようか」「明日は何時に起きようか」など余計なことに思考を巡らせる必要がなくなり、執筆により集中することができるということなのです。
村上氏の朝習慣から学べる、早起きの効果と習慣化のヒントは以下の通りです。
早起きの効果
・負担の重い仕事や勉強を集中的に行なえる。(村上氏の場合は本の執筆でした)
習慣化のコツ
・達成したい目標(目的)を明確に持つこと。(村上氏の場合は「本を書き上げる」ことが目標となっていました)
・午後以降のスケジュールも決めておくこと。
3人の共通点からわかる、「早起きの効果」と「習慣化のコツ」
著名な3人の朝習慣についてご紹介しました。彼らの共通点としては、以下のことが挙げられるでしょう。
1. 朝に行なうことを決めている
2. 一人集中して取り組みたいことを朝に行なっている
3. 夜は早い時間に就寝するように心がけている
早朝は急な仕事の依頼や友人からの連絡が入ってこないので、自身にとって大切なことを行なうにはちょうどいい時間帯です。
また、朝は一日の中で最も脳が活性化している時間帯です。
文章作成のような頭を使う仕事を効率的に行なうには、朝が最適なのです。
脳科学者である茂木健一郎氏も、朝目覚めてからの3時間を「脳のゴールデンタイム」と呼び、以下のように解説しています。
睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。
すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。
この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です
また、早起きを続けるコツとしては、3人とも夜は早い時間に寝るように心がけています。
いくら朝早く起きたとしても、睡眠不足では脳も活発に働きませんよね。
早起きを実践したいと思うなら、まずは寝る時間を少しずつ早めてみてはどうでしょうか?
まとめ
あなたは早起きして、具体的にどのようなことをやってみたいと考えていますか?
今回ご紹介した3人とも、朝にやるべきことを明確に持って活動をしています。
「早起きの習慣を身につけたいな」と漠然と考えていた人は、まずは朝に何をやりたいのかを決めることから始めてみましょう。