成功のために必要なのは才能よりも「やり抜く力」。“絶対に諦めない人” は何が違うのか?

 

こんにちは‼️ずぜあどです🤗

 

華々しい営業成績を上げている先輩。自分にも、あの人のようなセールスパーソンになれる素質はあるだろうか?

 

上司やクライアントから絶大な信頼を得ている同期。平凡な自分に比べて才能に溢れた彼がうらやましい。

 

仕事では他人との比較はどうしても付いてまわります。

 

「敵わない」と思う人と自分との差が「才能」だと感じているとしたら、あなたは、自身の限界を自分で決めてしまっているのかもしれません。

 

成功者が持つのは「やり抜く力」。

 

大事なのは決して才能だけではないのです。

 

ぜひこの記事を、不安や劣等感から抜け出すための、明日からの行動のヒントにしてみてください。

 

成功するか否かに才能は関係ない
世の成功者たちは皆、才能に恵まれている。そう考える方は多いでしょう。ですが、成功を決めるのは才能ばかりではありません。

 

あのウォルト・ディズニー(1901-1966)にも、壮絶な挫折の繰り返しがあったことをご存じでしょうか?

 

若い頃漫画家に憧れていたディズニーは、美術学校で絵を学び始めましたが、第一次世界大戦の勃発により、絵の勉強を断念せざるを得なくなりました。

 

戦後、漫画家になることを諦めず、苦心の末新聞で漫画を描く仕事を請け負うように。しかし、「創造性に欠けるから」という理由で解雇されてしまいます。

 

さらにその後、立ち上げた会社を3回も倒産させたディズニー。

 

かの有名なディズニーランドの建設も、数々の銀行から融資を断られ、それでも諦めずに企画書を持ちこみ続けた結果、303回目にしてようやく融資を取り付けたことで実現に至ったものでした。

 

何度失敗し、挫折しても、「子どもに夢を」という情熱を持ちながら粘り強くやり抜いた結果、ディズニーは成功を掴んだのです。

 

ディズニーをはじめとする一流の経営者たちがこぞって挙げる成功の条件は、「情熱を維持し、粘り強く続ける力」です。

 

彼らの努力のエピソードは数限りなく溢れています。もし仮に才能だけが成功の条件であるなら、これほどまでに努力の過程が強調されることはないはずですよね。

 

やり抜く力」が重要であることを示す2つの根拠


1. アンジェラ・ダックワース氏が明らかにした「グリット(GRIT)」


ペンシルバニア大学心理学教授であるアンジェラ・ダックワース氏は、研究により、米国陸軍士官学校の厳しい基礎訓練やグリーンベレー(特殊部隊)で行われる過酷な選抜試験をやり遂げて優秀な成績を残すのは、「才能がある」とされた人ではなく、挫折しても諦めずに「やり抜く力」を持った人たちであることを明らかにしました。

 

ダックワース氏は、物事に対する情熱や、何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間粘り強く努力して物事を最後までやり抜く力のことを「グリット(GRIT)」と名付けました。ダックワース氏によれば、グリットについては以下の2点のことが明らかなのだそう。

 

・生まれ持った才能や知能は、グリットには関係しない。

・生まれつき才能や知能を持っていても、長期的

・継続的な努力が足りなければ、じゅうぶんな結果は得られない。


このグリット研究で、ダックワース氏は2013年に天才賞とも呼ばれるマッカーサー賞を受賞。以後、この「やり抜く力」は注目を集め続けています。

 

2. アンダース・エリクソン氏が明らかにした「努力の重要性」


人間の潜在能力という貯水池は、生まれつき容量が決まっているという考えは成り立たなくなった。

 

そうではなく、潜在能力という水瓶は、われわれが人生を通じて何をするかによって形が変わり、いくらでも容量を増やしていくことができる。

 

これは、フロリダ州立大学心理学教授のアンダース・エリクソン氏が述べた言葉です。

 

エリクソン氏は、30年以上に渡りチェスや音楽、スポーツなどあらゆる分野の「超一流」と呼ばれる人達を研究し続けた結果、傑出した能力を創る才能は誰しもが持ち合わせており、適切な方法でそれを鍛えれば誰もが能力を発揮できるということを明らかにしました。

 

例えば、モーツァルト絶対音感を持ち合わせていたため、神童と呼ばれ周囲を驚かせたと言われています。

 

しかし今では、6歳までに適切なトレーニングを積めば、ほぼすべての人間が絶対音感を身につけられることがわかっているどころか、トレーニングによって30歳の人間が絶対音感を身につけた例もあるのだそう。

 

つまり、訓練をやり抜ければ、誰でも傑出した能力を身につけることができ、それは決して、年齢を重ねてからでも遅くはないということ。ここからも「やり抜く力」の重要性がうかがえます。

 

成功者が共通して持っているものは、才能ではなく、自らの目標を叶えるためにあらゆる行動を「やり抜く力」なのではないでしょうか。

 

これは、フロリダ州立大学心理学教授のアンダース・エリクソン氏が述べた言葉です。

 

エリクソン氏は、30年以上に渡りチェスや音楽、スポーツなどあらゆる分野の「超一流」と呼ばれる人達を研究し続けた結果、傑出した能力を創る才能は誰しもが持ち合わせており、適切な方法でそれを鍛えれば誰もが能力を発揮できるということを明らかにしました。

 

例えば、モーツァルト絶対音感を持ち合わせていたため、神童と呼ばれ周囲を驚かせたと言われています。

 

しかし今では、6歳までに適切なトレーニングを積めば、ほぼすべての人間が絶対音感を身につけられることがわかっているどころか、トレーニングによって30歳の人間が絶対音感を身につけた例もあるのだそう。

 

つまり、訓練をやり抜ければ、誰でも傑出した能力を身につけることができ、それは決して、年齢を重ねてからでも遅くはないということ。

 

ここからも「やり抜く力」の重要性がうかがえます。

 

「やり抜く力」を鍛える方法1:悔しさを忘れずにおく


仕事や勉強、趣味など、人生の様々な場面で成功をおさめるために大切な「やり抜く力」。

 

ここからは、「やり抜く力」の鍛え方を紹介しましょう。1つ目は、悔しさをうまく活用することです。

 

悔しさを引きずるのは良くないと言われがちなことから、悔しいという感情にはネガティブなイメージがあります。

 

ですが、悔しさと上手に付き合えば「やり抜く力」に良い影響を与えることができます。

 

私たちが叱られて緊張しているときや悔しい思いをしているとき、脳ではノルアドレナリンというホルモンが分泌されています。

 

樺沢心理学研究所代表取締役精神科医の樺沢紫苑氏が著書『脳を最適化すれば能力は2倍になる』の中で述べたところによれば、このノルアドレナリンには、困難に立ち向かうために集中力や記憶力、積極性を高める働きがあるのだそう。

 

悔しさは、前向きな力に変換することができるということなのです。

 

仕事のミスや試験での失敗などによる悔しさは、つらい経験だからと記憶から追いやろうとするのではなく、いつでも引き出せるように頭の中に置いておきましょう。

 

そうすれば、「やり抜く力」をより強くすることができるはずです。

 

「やり抜く力」を鍛える方法2:ジョブ・クラフティング


「やり抜く力」を鍛える2つ目の方法としてお勧めしたいのが「ジョブ・クラフティング」です。

 

首都東京大学院経済経営学部教授の高尾義明氏によれば、ジョブ・クラフティングとは「(シンプルに表現すると)自分で自分の仕事を意義深いもの変えていくこと」。

 

その考え方のポイントは次の3つです。

 

■ 仕事の捉え方 → 自分が担当している業務の目的や貢献度を、より広く俯瞰的に捉え直す。

 

■ 人間関係 → 顧客や上司、同僚などとの関わり方を積極的に変え、その幅も広げていく。

 

■ 仕事の内容や方法 → 職場の慣習や前例にとらわれず、より楽しく取り組めるように仕事の内容をすすんでアレンジする。


例えば、会議資料を準備するという仕事を与えられたとき、「この会議は会社にとってどういう意味があるんだろう(仕事の捉え方)」「それについて詳しい人に聞いてみよう(人間関係)」「この資料の背景を考えるとこういう資料も用意したらいいのではないか(仕事の内容や方法)」といったように、自ら付加価値を加える習慣をつけていけば、常に自分の仕事にやりがいを創出することができるのです。

 

仕事にやりがいが生まれれば、おのずと情熱が生まれます。「やりがいの創出→情熱の維持」というサイクルを自分で創り出すことができるようになれば、継続的な努力をする意欲が生まれ、「やり抜く力」の土台を確かなものにできるようになるのです。

 

「やり抜く力」を鍛える方法3:ロールモデルとなる人を見つける


3つ目に、前述のダックワース氏が挙げる方法を紹介します。

 

それは、同氏が著書の中で「やり抜く力を強くする4つのステップ」のうちの1つとして挙げている、「目的」を持つということです。

 

ここでいう「目的」とは、自分が向き合っている仕事は、個人の枠を超えてより大きなことを目指しているものだと意識するということ。

 

例えば、「私がこの書類を作成することは、会社の役に立つ」であるとか、「私がこのプロジェクトを成功させることは、この国のためになる」といったようなことです。

 

ダックワース氏の研究結果によると、この「目的」意識が高い人ほど、「やり抜く力」が強いことがわかっているのだそう。

 

そして、「目的」を発見し、明確化する方法として推奨されているのが、ロールモデルになる人を見つけインスピレーションを貰うことなのです。

 

身近にいる上司でも一流の経営者でも構いません。

 

「自分がこうなりたい」と思わせてくれるような生き方をしている人は誰か、そう思う理由を何かを、具体的に考えてみてください。

 

憧れの上司が、自社の商品を世界中に知らしめるために力を尽くしているなら、自分も一緒になってその目的を追求してみましょう。こうすることが、「やり抜く力」を伸ばすトレーニングになります。